日本を代表するスポーツ財団は、人々の人生を変えるほどのミッションを持っていました。必要だったのは、それを世界に伝えるためのウェブサイトでした。
クライアント
笹川スポーツ財団 — 1987年設立。スポーツの力を通じて社会を豊かにすることを目指す、日本を代表するスポーツ政策の調査・研究および提言を行う団体です。
エンゲージメント
セクター
主な成果
英語版ウェブサイトは公開直後から海外のさまざまな機関の関心を集め、スポーツの力を世界へ届けるという財団の使命を体現する存在となりました。
財団には明確で力強いビジョンがありました。課題は、そのビジョンを、本来あるべき熱量と力強さをもって海外の人々へ伝えることでした。
日本を代表するスポーツ政策機関である笹川スポーツ財団は、「スポーツは人々の人生を豊かにする」という信念のもと、長年にわたり調査・研究、国際的な政策提言、地域社会への貢献を積み重ねてきました。しかし、その英語版ウェブサイトは、その価値や想いを十分な説得力をもって伝えられていませんでした。
情報は十分にありました。しかし、それは静的で一方向的な「情報の倉庫」にとどまり、英語圏の訪問者の心を動かすには至っていませんでした。インターフェースには躍動感がなく、ユーザー体験も平坦でした。スポーツが本来持つエネルギーや躍動感、そして精神は、デザインからほとんど感じられませんでした。
財団の理事長は、その課題を明確に認識していました。ウェブサイトは機会を逃していただけではなく、財団の国際的な発信力を制限していたのです。必要だったのは単なるリデザインではありません。財団の理念、信頼性、そして価値観を損なうことなく、情報を伝えるサイトから、人を惹きつけ、共感を生むサイトへと変えることでした。
この使命を本当に語れるのは、その使命を日々体現している人たちだけです。私たちはまず耳を傾け、すべてをそこから組み立てていきました。
01 · ステークホルダーの声に耳を傾ける
プロジェクトの初期段階から、主要なステークホルダーへの丁寧なインタビューを重ね、既存のコンテンツには表れていなかった想いやビジョン、価値観を掘り起こしました。その後のすべての意思決定、コピー、ビジュアル、情報設計に至るまでは、そこで得たインサイトを土台にしています。
02 · 全面的な刷新
私たちはブランドの伝え方そのものを全面的に見直しました。事業内容を並べるサイトから、スポーツの力を「感じられる」体験へ。躍動感のある写真を採用し、言葉はインクルーシブなコミュニケーションにおける国際基準に合わせて再設計。さらに、スポーツのエネルギーを表現するダイナミックなタイポグラフィを採用しました。そして、クライアントからの依頼ではなかったものの、すぐに賛同を得られた提案として、ロゴも刷新し、視認性と国際的な訴求力を高めました。
「スポーツの力で人生を豊かに」という理念から、リーダーシップ、プログラム、研究活動まで──すべてのページが、明確な目的を持って設計されています。
リニューアルした英語版サイトは、これまで届かなかった海外の組織から公開直後に大きな関心を集めました。かつて「情報の倉庫」だったウェブサイトは、今ではスポーツの力を感じ、その活動に参加したいと思わせるプラットフォームへと生まれ変わりました。
財団は今、研究の深さ、プログラムの広がり、そして使命の明確さを体現するデジタルプレゼンスを手にしています。「スポーツの力で人生を豊かにする」という理念は、今や世界へ届いています。さらに、デザインのビジョンを形にした開発パートナーとの緊密な連携により、プロジェクトはスコープ、期限、予算のすべてを遵守して完了しました。