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はじめに

日本には素晴らしい製品やサービスが多くあり、それらは海外でも共感を呼んでいます。しかし、文化の違いにより、日本国内で通用するコミュニケーションの手法が海外で同じ効果を発揮するとは限りません。

外国人目線で日本企業の海外進出を支援する企業は数多くはありません。まさにその外国人目線から、見過ごされがちな価値を発見できると私たちは考えています。

本記事では、Remarkがどのようにして価値を見出すかのプロセスを紹介するとともに、海外進出とローカライズを行う際に考慮すべき重要なポイントを5つご紹介します。

 

1. Remarkの経験を活かした、英語圏で通じる価値を見出すプロセスと効果的なコミュニケーション手法

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まずは、日本と海外の消費者の違いを理解する必要があり、日本で重視とされるものと海外で重要とされるものはしばしば異なるケースが多く存在します。

アメリカと日本の違いを一つ例にあげます。

自己判断:アメリカ
アメリカの大手コスメチェーン、セフォラ(Sephora)は、頻繁に新しいブランドを取り入れ、顧客にさまざまなブランドや商品・サービスの体験を提供しています。顧客はスタッフからの積極的なサポートを受けることもできますし、自分自身で商品を探求することも可能です。多くの顧客は自分自身の体験に基づいて購入を決めています。

頼れる口コミ:日本
一方、日本の情報サイト、アットコスメでは、人々の口コミを基に商品がランキングされており、多くの顧客がこのランキングを頼りに商品を選んでいます。

このように、日本と英語圏では顧客体験のコミュニケーションが根本的に異なり、日本人が好むアプローチで海外進出を実施すると海外市場での競争に参加するのが難しく、ローカライズも困難になります。

以下は、Remarkが考える海外市場で効果的なコミュニケーションの方法です。

1.1 オーディエンスに伝わるブランド・ナラティブ

Remarkの外国人チームがまず行うのは、貴社のブランドストーリーやビジョンを深く理解することです。彼らは、貴社の価値がどのように海外市場で受け入れられる可能性があるかを評価します。この洞察を基に、統一感のあるブランドナラティブのガイドラインを構築します。これにより、一貫性があり、魅力的なコミュニケーションを通じて、オーディエンスとの信頼関係を構築する土台を築きます。一貫性のあるブランドボイスを確立することで、オーディエンスとの関係が強まり、ブランドに対する忠誠心が高まります。

1.2 言語デザインを活用したユーザーフレンドリーなウェブサイト構築

1.1 で作成したメッセージングの基本原則に沿って、実際のウェブサイトに適した言語デザインを展開します。また、ターゲットオーディエンスのニーズに応じたウェブサイトの構造と情報フローの詳細な設計を行い、訪問者が求める情報を効率的に得られるようにします。このプロセスを通じて、ユーザーにとって直感的でアクセスしやすいオンライン体験を提供することを目指します。

1.3 貴社のブランドイメージを映し出すムードボードの作成

貴社のブランドエッセンスを視覚的に表現するムードボードを作成します。このムードボードは、画像、テキスト、デザインモチーフ、テクスチャといった多様な視覚的要素を組み合わせたコラージュで構成されています。カラーパレットやフォントを含む、ウェブサイトのデザインコンセプトや全体の雰囲気を具体化し、貴社のブランドが目指すイメージを的確に反映します。このムードボードを利用して、貴社のウェブサイトデザインの方向性と調和を確認し、ブランドの視覚的アイデンティティを強化します。

1.4 ビジュアルデザインの展開

ブランドの言語、ストーリー、コンテンツマップ、およびムードボードを基に、ウェブサイト専用のビジュアルデザインを作成します。これらの要素を活用して、海外市場とのコミュニケーションを強化するサイトの目的と、ブランドアイデンティティが一致するようデザインを進めます。

Remarkのチームは、貴社のブランドストーリーとビジョンを深く理解することから始め、そのブランドが海外市場での受け入れられる可能性を評価します。一貫性のあるブランドナラティブを通じて、海外進出を支援し、オーディエンスとの信頼関係を構築します。言語デザインを活用してユーザーフレンドリーなウェブサイトを構築し、訪問者に直感的なオンライン体験を提供します。さらに、ブランドエッセンスを映し出すムードボードを作成し、ウェブサイトの視覚デザインを通じて海外市場とのコミュニケーションを強化します。これらの施策は、貴社の海外進出を全面的に支援することを目指します。

2. ローカライズに必要なコミュニケーションと交渉のコツ

コミュニケーションのコツ:
特にアメリカのビジネス文化では、短期間での成果や効率性が重視されます。目標達成に向けて迅速に行動を起こし、高いパフォーマンスが期待されるのが一般的です。

直接的なコミュニケーション:
欧米では直接的な意見交換が奨励され、はっきりとしたコミュニケーションが信頼と効率の向上につながると考えられています。明確で簡潔な表現が好まれます。

個人主義とイニシアティブ:
個々の責任と自主性が強調されるため、個人が自らの判断で行動し、イニシアティブを取ることが期待されます。これにより、革新やリーダーシップが促進されます。

交渉のコツ:
目標設定: 交渉において明確な目標を設定し、それに向けた戦略を練ることが重要です。これには、期待する成果を具体的に定義し、達成可能なステップに分解するプロセスが含まれます。

事前準備:
交渉を成功させるには、相手方の背景、文化、ビジネス習慣を綿密に調査し、それに基づいてアプローチを調整することが鍵となります。情報は交渉の力です。

3. ローカライズに必要なパートナーシップとネットワーク構築プロセス

信頼関係の築き方
現地企業との信頼関係を築くためには、相手の文化や価値観を尊重することが必須です。初期のコミュニケーションで誠実さを示し、長期的な関係構築にコミットする意志を明確にすることが効果的です。

合意形成のプロセス
契約や業務進行の際には、両方のビジネスの利益を考慮した公平な合意形成が求められます。法的な側面もしっかりと把握し、互いに納得のいく合意に至るよう努めましょう。

継続的なコミュニケーション
一度のミーティングや契約締結だけでなく、継続的なコミュニケーションを通じて関係を深めていくことが大切です。定期的な進捗会議や共同プロジェクトの提案など、積極的に関わりを持つことが重要です。

ローカルインサイトの活用
市場のニーズや消費者の嗜好を理解するためには、現地のパートナーからのインサイトが非常に有効です。現地の市場動向や競争状況をリアルタイムで把握し、それに基づいて戦略を調整することがローカライズの成功の鍵となります。

これらの点に注意を払いながら、ローカルパートナーシップとビジネスネットワークの構築を進めることで、海外市場でのビジネス拡大を実現することができます。

4. ローカライズにおける、コンプライアンスとリスクマネジメント

コンプライアンスとは、企業が法律、規制、基準、ポリシーなどに従って適切に運営されることを保証するためのプロセスや体系です。

法的リスクとその回避方法
国際ビジネスを行う際には、以下のような法的リスクが存在します:

規制遵守の違反:
各国の法律、規制、業界基準に適応することは、企業にとって大きな挑戦です。例えば、データ保護規制、労働法、環境法等の違反は重大な罰金や評判の損失を招く可能性があります。
契約違反: 国際取引においては、異なる法域の法律に基づく契約を理解し、遵守することが求められます。契約の不備や不適切な契約管理は法的紛争を引き起こす原因となり得ます。
これらのリスクを回避するためには、以下の対策が効果的です:

法的コンサルティング
専門の法律アドバイザーを通じて、事業が関与する各国の法規制を綿密に分析し、遵守プランを策定する。

コンプライアンスプログラムの導入
社内にコンプライアンスプログラムを設置し、定期的な研修や監査を行うことで、従業員が最新の法規制を理解し、遵守する文化を育成します。

コンプライアンスとリスクマネジメントは、国際ビジネスにおける企業の持続可能性と成長のための基礎となります。法的問題を事前に防ぐことと、事業リスクを適切に管理することが、グローバル市場での競争力を維持する鍵です。

5. 欧米で重視される持続可能性とエシカルなビジネス実践

現代のグローバル市場では、持続可能性と倫理的なビジネスの実践が特に欧米において強く求められています。これは、消費者の意識の変化、規制の厳格化、そして企業の社会的責任(CSR)への期待の高まりによるものです。日本企業が海外進出を考える際には、これらの要素をしっかりと理解し、適応することが大切です。


持続可能性とは?
持続可能性は、環境への影響を最小限に抑えつつ、経済的にも実行可能で社会的に公正な方法で事業を行うことを指します。欧米では、環境保護を促進する法律や規制が厳しく、企業はこれを遵守するだけでなく、環境への配慮を企業戦略の中核に置かなければなりません。

倫理的ビジネスの重要性
倫理的なビジネス実践は、透明性、公正さ、説明責任を企業活動に組み込むことを要求します。特に、労働条件の公正さ、公平な取引慣行、消費者のプライバシーの保護が重視されます。欧米の消費者やビジネスパートナーは、倫理的な基準に基づいて企業を評価し、選びます。

海外進出と持続可能性戦略
海外進出を計画する日本企業は、持続可能性と倫理的な基準をクリアにしておく必要があります。これには、供給チェーンの透明性の確保、環境保護に関する取り組みの公開、社会的責任の積極的な実施が含まれます。また、これらの取り組みを通じて、ブランド価値を向上させ、競争力を強化することが可能です。

海外進出支援の利用
持続可能性と倫理的なビジネス実践への適応を助けるために、専門の海外進出支援サービスを利用することが有効です。これらのサービスは、現地の法規や市場の特性を理解するための専門知識を提供し、戦略的なアドバイスを行います。事業を拡大する過程で直面する文化的、法的な課題をナビゲートする支援を受けることにより、スムーズな市場進出が期待できます。

おわりに

この記事では、英語圏で共感を得るコミュニケーションとローカライズのポイントをいくつかご紹介しました。Remarkは、海外市場向けのコミュニケーション・トランスクリエーションや共感を得られるマーケティング戦略を提供します。まずはお気軽に30分の無料相談をご利用ください。

 

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